公認会計士の年収について話すと、大手監査法人に勤める場合、初年度の年収はおよそ480万円程度とされています。これは残業手当を含まない金額であり、一般的な企業職員と比較すると、比較的高い年収を得ていると言えます。

多くの公認会計士は、試験に合格後、最初に監査法人への就職を選ぶため、これが入門レベルの年収となります。その後、実務経験を積むことで、40歳前後で平均年収は約700万円に達することが一般的です。

しかし、公認会計士の年収の上限は約1200万円程度で頭打ちになる傾向があります。このため、経験を積んだ後に独立開業を選ぶ会計士も多いです。独立すると、能力に応じて年収1億円を目指すことも不可能ではありません。

監査証明業務だけでなく、企業のコンサルティング業務を行うことで収入を増やすことも可能です。つまり、公認会計士は監査法人に留まるだけでなく、独立したり、一般企業への転職、コンサルティングの副業などを通じて年収を向上させる選択肢があるのです。